校歌の成り立ち

 

 

校 歌 の 詞 に 寄 せ て

 

作詞者  野 尻 紫 峰

 

 神話と伝説の尾張富士は、富士やまの名にちなんだ信仰の霊山である。石上げ祭りの行事が続く限り、このお山は年毎にその高さを加えて行く。窓越しに見る小牧山は、帆巻山の語源とるいるいたる頂上の巨岩に数千年の昔をしのび、小牧山の合戦と天下統一の大都城計画のつち音を聞く。大木曽の豊かな流れに広野はうるおう。この野の尽きる処秀峰伊吹の高根、悲運の皇子日本武命の勇武を憶い。群山を抜く銀嶺御嶽は六根を浄化する。この一大パノラマのただ中に、輝かしくそびえたつ学びの殿堂、それが小牧工業高等学校である。環境は人を作るという。かつて三傑がこの地に輩出したのも決して偶然ではない。

 土地と資源に恵まれない日本は農業立国から産業立国へと大きな転換期を迎えた。工業はあらゆる産業の基盤である。工業高校に学ぶ若人は工業界の栄ある開拓者である。全世界がその活躍の檜舞台である。真理の探究、技術の練磨、高く掲げられた校訓の実践は、使命に燃える自覚とたくましい若鷹の意気にまたなければならない。そういう期待をよんだつもりです。尊敬する森一也先生の名作曲により点リされました。ご愛誦とご発展を祈ります。

 

 

校 歌 の 生 れ る ま で

作曲者  森   一 也

 

 私にとって、校歌の作曲程、張合いのある仕事はない。私がこの世から消えても、私の作曲した校歌が、青春の希望に燃える学徒諸氏に歌っていただけることは、永遠の生命を得たことになるからである。本校の場合は、老練な野尻先生の作詞のおかげで、二曲作曲し、全校の先生生徒の皆さんの好まれる方を採用していただくことが出来た。伸びて行く本校とともに、いつまでも愛唱いただければこんなに嬉しいことはない。

 

 

 

校歌

歌詞